B-Boy ISSIN & B-Girl Rikoが史上初の日本人ダブル優勝を達成！「Red Bull BC One World Final Tokyo 2025」開催

2025年11月9日（日）、東京の両国国技館で「Red Bull BC One World Final Tokyo 2025」が開催され、B-Boy ISSINとB-Girl Rikoがそれぞれの部門で優勝を果たした。これにより、日本人が男女ともに世界一を獲得するのは史上初の快挙となった。

世界の頂点を決める1on1ブレイキンバトル

このイベントは、20年以上の歴史を持つレッドブルの1on1ブレイキンバトルであり、世界中の予選を勝ち抜いたブレイカーたちが一堂に会し、白熱した戦いを繰り広げる。日本では2016年以来9年ぶりの開催で、両国国技館という伝統的な相撲の聖地で行われたことも特別な意味を持つ。

会場には7,722人の観客が詰めかけ、全国各地でのパブリックビューイングも盛況を博した。観客は一体となり、ブレイキンの熱気に包まれた夜となった。

日本人ダンサーの活躍

B-Boy ISSINは、準決勝で過去の大会で対戦した因縁の相手Amirを下し、さらには同じクルーのharutoとの決勝戦へ進出。決勝は技術とリスペクトがぶつかり合うドラマチックな展開となり、1票差での勝利を収めた。B-Girl Rikoは、沖縄出身でしなやかな動きが特徴のダンサーで、決勝ではこれまで勝てなかったNickaを撃破し、初優勝を飾った。

B-Boy ISSINは「日本開催で、倒したい相手を一人ずつ越えて、最後は仲間のharuto（同じBody Carnival）と決勝で戦って締めくくれたことが本当に嬉しい」とコメント。一方、B-Girl Rikoは「日本開催の舞台で優勝できて本当に嬉しいです。決勝で当たったNickaには一度も勝てたことがなかったので、勝てた瞬間にすごく達成感がありました」と語った。

ストリートカルチャーとゲームが融合

会場内では「ストリートファイター6」とのコラボレーションが実現し、観客は巨大なゲームコントローラーや、キャラクターが描かれたタペストリーとともに楽しむことができた。また、ライブ配信ではゲームのグラフィックや効果音、AR（拡張現実）演出も取り入れられ、ブレイキンとゲームカルチャーの融合が表現された。

今回の「Red Bull BC One World Final」は、単なるブレイキンの大会にとどまらず、ストリートカルチャーと日本の伝統文化が交差する特別な夜となった。両国国技館で行われたこのイベントは、今後のブレイキンの発展にも大きな影響を与えることだろう。

開催概要

名称：Red Bull BC One World Final Tokyo 2025
日時：2025年11月9日（日）開場15:00 / 開演17:00 / 終演21:00
会場：両国国技館（東京都墨田区横網1丁目3-28）
出場者：

Shigekix (日本)
ISSIN (日本)
Icey Ives (アメリカ)
Hiro10 (日本)
Mighty Jake (ベネズエラ)
Lee (オランダ)
Djibril (ベルギー)
Amir (カザフスタン)
Fe (韓国)
Fléau (カナダ)
Griimsen (デンマーク)
Jet Leg (イタリア) *Red Bull Last Chance Cypher Winner
Alvin (ベネズエラ)
haruto (日本) *Red Bull Last Chance Cypher Winner
Lorenzo (オランダ) *Red Bull Last Chance Cypher Winner
Pesto (イタリア) *Red Bull Last Chance Cypher Winner

AYU (日本)
Riko (日本)
Nicka (リトアニア)
Sayora (カザフスタン)
Swami (メキシコ)
Leona (アクアドル)
Carla (ルーマニア)
Starry (韓国)
Firebird (ブルガリア)
Kimie (フランス)
Julianna (ポーランド)
Stefani (イギリス)
Syssy (フランス) *Red Bull Last Chance Cypher Winner
FreshBella (韓国) *Red Bull Last Chance Cypher Winner
Jazzy (トルコ) *Red Bull Last Chance Cypher Winner
Logistx (アメリカ) *Red Bull Last Chance Cypher Winner

RONNIE RUEN, CLOUD, KILL, LUMA, ATA
AMJAD, KENSAKU
KHANFU

主催：レッドブル・ジャパン株式会社