「凄く良い大会だった」パリ五輪後初の大会出場となった堀米雄斗、SLS TOKYOは2位「自分のスケートができたのは嬉しい」

23日、「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」が有明アリーナで開催された。

2010年に設立されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織。世界のトップスケーターが参加する大会で、東京は2023年に続いて2度目の開催となった。

約7000人が来場した今大会。男子決勝は6名で行われ、日本人では東京オリンピック、パリ・オリンピックを連覇している堀米雄斗、そして10月のSLS シドニーで優勝している白井空良が予選を通過して進出していた。

「ライン・セクション」では堀米が1位、白井が2位、クリス・ジョスリン(アメリカ)が3位となった中、「シングル・トリック・セクション」ではクリス・ジョスリンが「9CLUB」を連発。最終ランの段階で、堀米、ジョスリン、白井の順となっていたが、白井がラストランで自身が何度もこれまで披露してきた「キャバリアルバックテールビックスピンアウト」を成功。9.4ptを獲得して一気に首位に躍り出ることに。

その後、ジョスリンは逆転には9.7ptが必要になった中で勝負に出たトリックを失敗。2位の堀米は9.3ptのトリックが必要だった中、こちらも失敗に終わり、白井が見事に大逆転優勝。シドニー大会に続いてSLS連覇を達成した。

大会後、2位に終わった堀米は報道陣の取材に応じ、大会を振り返った。

ーパリ五輪後初の大会出場となりました

オリンピックが終わって、最初はこの大会も出られるか分からない状態だったんですが、東京という自分の地元で特別な場所なので、家族や友達も来てくれていて、ファンの人たちもスケートを生で観られる特別な機会だと思っているので、その中で滑れたことが嬉しいです

いつもサポートしてくれている家族や友達、サポートしてくれるみんなに感謝しかありません

ー自身の出来はいかがでしたか？

思った以上には結構できたと思います。ギリギリまで体調も管理しながらスケートしたので、今日も多くの人が来ている中で自分のスケートができたのは嬉しいです

ー良かったトリックはどれになりますか？

3本目のレールのトリック(ノーリーバックサイドマイティスイッチフロントフィーブル)ですかね。結構難しいセクションの中でできると思っていなかったので、めちゃめちゃ嬉しかったです

そこから久しぶりにトリックをどれにするかがまとまらなかったですね

ー最終的には良く知る白井空良選手との対決となりました

空良もそうですし、みんながこの大会に勝つために凄く準備をしてきていたと思います。凄く良い大会だったと思います

ー今後、スケートボードとはどう向き合っていきますか？

自分も大会だけではなく、色々やっていきたいことがあります。ストリートで映像を残したり、大きなプロジェクトも色々やっているので、そっちも力を入れながら準備をして、自分は全部の大会に出ることは難しいので、選びながら休んで、映像にも力を入れていきたいと思います