23日、「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」が有明アリーナで開催された。

2010年に設立されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織。世界のトップスケーターが参加する大会で、東京は2023年に続いて2度目の開催となった。

約7000人が来場した今大会。女子は予選に10名のスケーターが参加する中、予選ラウンドを勝ち抜いた6名が決勝進出。日本人は赤間凛音、吉沢恋、織田夢海、上村葵の4名が決勝に残り、それぞれ予選グループ1位のライッサ・レアウ(ブラジル)、クロエ・コベル(オーストラリア)が残った。

45秒間に複数のトリックを行う「ライン・セクション」が2回、ひとつのトリックで攻める一発勝負の「シングル・トリック・セクション」が5回行われ、5人の審判が「達成度」、「難易度」、「多様性」、「独自性とスタイル」をもとに採点。各審判が10点満点で採点し、最高得点と最低得点を除いた3つの得点の平均得点で判断される。

その中で、「ライン・セクション」、「シングル・トリック・セクション」の上位4つの得点の合計で順位が決定する。

「ライン・セクション」で1位となったライッサ・レアウが優位に進めていく中、「シングル・トリック・セクション」では赤間、吉沢が健闘し最終ランで吉沢が首位に立つことに。2位だったクロエ・コベルが最終ランで伸び悩み2位となると、赤間も高得点を出して1位に浮上。ただ、ライッサ・レアウは7.9の高得点を残し逆転で優勝を果たした。

ブラジル出身の16歳のライッサ・レアウは、東京オリンピックに13歳で出場し銀メダルを獲得。パリ・オリンピックでは銅メダルを獲得しており、金メダルの吉沢、銀メダルの赤間と同じ表彰台のトリオとなった。

◼︎2024 SLS TOKYO女子決勝
1位:ライッサ・レアウ(ブラジル) 30.7pt
2位:赤間凛音(日本) 30.1pt
3位:吉沢恋(日本) 29.4pt
4位:クロエ・コベル(オーストラリア) 27.8pt
5位:上村葵(日本) 20.5pt
6位:織田夢海(日本) 13.1pt

◼︎STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)とは

2010年に設立されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織で、プロストリートスケートボード大会を世界各国で開催します。SLSの大会は、各会場異なったオリジナルコース設計で、過去にはロサンゼルス、ロンドン、バルセロナなど、世界の大都市で開催され、2024年の今年はフランス パリでの第1戦目を皮切りに、第4戦目のチャンピオンシップツアーを2024年11月23日(土)東京・有明アリーナで開催します。アジアでの開催は今回のSLS TOKYOで昨年に続き2回目となります。

今年から賞金の総額もあがり注目を集めるSLS。今年はSLS APEXという従来のSLSと異り、ベストトリック形式で競い合う独自の大会も各大会の間に開催されます。SLSチャンピオンシップツアーは、世界最高峰のプロストリートスケートボード大会として世界各国で認知されていて、スケートボード界のトップクラスの中で招待されたスケーターのみが最大級の賞金をかけて競います。

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