赤間凛音

23日、「2024 SLS CHAMPIONSHIP TOUR – TOKYO presented by Nikon」が有明アリーナで開催された。

2010年に設立されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織。世界のトップスケーターが参加する大会で、東京は2023年に続いて2度目の開催となった。

男子20名、女子10名のスケーターが参加する中、予選ラウンドは45秒間に複数のトリックを行う「ライン・セクション」が2回、ひとつのトリックで攻める一発勝負の「シングル・トリック・セクション」が5回開催。5人の審判が「達成度」、「難易度」、「多様性」、「独自性とスタイル」をもとに採点。各審判が10点満点で採点し、最高得点と最低得点を除いた3つの得点の平均得点で判断される。

その中で、「ライン・セクション」、「シングル・トリック・セクション」の上位4つの得点の合計で順位が決定する。

女子の予選(ノックアウト)ラウンドは、5人ずつの2つのグループに分かれて行われ、各グループ上位3人が決勝に進むことに。グループ1では、パリ・オリンピック金メダリストの吉沢恋や銀メダルの赤間凛音、中山楓奈の日本人3人に加え、マライア・デュラン、ライッサ・レアウが入った。

グループ1で首位に立ったのはライッサ・レアウ。28.2ptを獲得すると、2位には赤間凛音が28.0ptで追走。3位に26.1ptで吉沢恋が入り決勝へと進んだ。中山楓奈は24.1ptで惜しくも4位。マライア・デュランが9.4ptとなり、積極的なチャレンジも失敗が続いて得点が伸びなかった。

グループ2には昨年のSLS TOKYO優勝のクロエ・コベルの他、4名が日本人に。東京五輪金メダルの⻄矢椛、2024年の日本選手権優勝の織田夢海に加え、辞退者の代わりに出場した上村葵、藤澤虹々可が登場した。

1位に輝いたのはクロエ・コベル。27.5ptを獲得して首位通過。2位には27.4ptの織田夢海、3位には急きょ出場となった上村葵が25.1ptで入ることとなった。

なお、4位は19.6ptで西矢椛、5位には前日突然出場が決まりコースで練習もできていなかった藤澤虹々可が6.7ptとなった。

◼︎2024 SLS TOKYO女子予選
【グループ1】

1位:ライッサ・レアウ(ブラジル) 28.2pt
2位:赤間凛音(日本) 28.0pt
3位:吉沢恋(日本) 26.1pt

ーーーー決勝進出
4位:中山楓奈(日本) 24.1pt
5位:マライア・デュラン(アメリカ) 9.4pt

【グループ2】
1位:クロエ・コベル(オーストラリア) 27.5pt
2位:織田夢海(日本) 27.4pt
3位:上村葵(日本) 25.1pt

ーーーー決勝進出
4位:西矢椛(日本) 19.6pt
5位:藤澤虹々可(日本) 6.7pt

◼︎STREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)とは

2010年に設立されたSTREET LEAGUE SKATEBOARDING(SLS)は、ストリートスケートボーディング史上初のプロ組織で、プロストリートスケートボード大会を世界各国で開催します。SLSの大会は、各会場異なったオリジナルコース設計で、過去にはロサンゼルス、ロンドン、バルセロナなど、世界の大都市で開催され、2024年の今年はフランス パリでの第1戦目を皮切りに、第4戦目のチャンピオンシップツアーを2024年11月23日(土)東京・有明アリーナで開催します。アジアでの開催は今回のSLS TOKYOで昨年に続き2回目となります。

今年から賞金の総額もあがり注目を集めるSLS。今年はSLS APEXという従来のSLSと異り、ベストトリック形式で競い合う独自の大会も各大会の間に開催されます。SLSチャンピオンシップツアーは、世界最高峰のプロストリートスケートボード大会として世界各国で認知されていて、スケートボード界のトップクラスの中で招待されたスケーターのみが最大級の賞金をかけて競います。

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