男子スケートボード ストリートで白井空良が初の金メダルを獲得

千葉・幕張メッセで開催された国際競技大会「X Games Chiba 2024」が、9月20日(金)から22日(日)の3日間にわたり、多くのドラマを生み出しながら幕を閉じた。今年も世界14カ国から80名のアスリートが集結し、約3万人の観客が会場を訪れた。

アクションスポーツの魅力を地域に伝える

初日の「千葉市民招待デー」には、1,934人の市民と地元の保育園や小学校から1,236人の子どもたちが参加し、地域と競技会の交流を深める機会となった。競技の合間には、地域の子どもたちがアクションスポーツの魅力に触れる特別なコーナーも設けられ、300名以上の子どもがスケートボードやBMXを体験した。

日本勢がメダルラッシュ!

競技面では、男子スケートボード ストリートにおいて白井空良が初の金メダルを獲得。根附海龍が銀メダル、小野寺吟雲が銅メダルを手にし、日本勢が表彰台を独占した。また、男子スケートボード ストリート ベストトリックでは池慧野巨が初出場で金メダルを獲得。BMXパークでは中村輪夢が銀メダルを手にするなど、日本人選手たちの活躍が目立った。

女子スケートボード ストリートでは、伊藤美優が銀メダル、赤間凛音が銅メダルを獲得。フリースタイルモトクロスバイク競技のMoto Xでは東野貴行が銅メダルを手にするなど、メダルラッシュが続いた。

エンターテインメントとアートの融合

競技の合間には、Shigekixが率いるブレイキンチーム「Ⅻ AFTER OURS」によるショーケースやエキシビションバトルが行われ、観客を魅了した。また、日本のトップライダー内野洋平によるBMXフラットランドのパフォーマンスも会場を盛り上げた。

音楽パフォーマンスでは、IMP.が大会テーマソング「BAM-BOO」を初披露し、ヒップホップ界のレジェンドZeebraや湘南乃風のHAN-KUN、MC TYSONのライブが行われ、会場全体が一体感に包まれた。

さらに、現代アーティストの山口歴によるライブペインティングも行われ、オフィシャルグッズストアや多彩な物販ブースが並び、スポーツ、音楽、ファッション、アートが融合した熱気あふれるカルチャーフェスの様相を呈した。

食と環境への配慮

会場では「X Food Fes」が同時開催され、絶品ハンバーガーや自家製ソーセージ、新感覚フライドチキンなど、多彩なストリートフードが提供され、来場者の食欲を満たした。千葉産のソーセージや地元の新鮮な食材を使用した料理が、来場者に好評を博した。

また、会場内ではゴミの分別を促すエコステーションや、脱炭素に向けた割りばしの回収プロジェクトが実施され、169名のボランティアスタッフが会場の美化に尽力した。

今後の発展に期待

X Games Chibaは、年々認知度が高まり、スポーツとカルチャーを融合させた一大イベントとしての地位を確立している。今後のさらなる発展が期待される。

大会の模様は、日本テレビをはじめとする各種メディアで報じられ、世界にはESPNのネットワークを通じて192カ国・5億世帯以上に映像が配信された。スポーツの興奮がリアルタイムで世界中に伝えられ、アクションスポーツのさらなる普及に貢献することだろう。

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