「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」　茨城・境町で11月開催　BMXやブレイキンなど世界大会

22日、「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」の開催記者会見が東京都内で行われた。World Skate & Hurricane が共同開催する「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」は11月21日〜30日にかけて、茨城県境町で開催されることとなる。

記者会見には境町長の橋本正裕氏、実行委員会の野口富太郎委員長、そして日本ローラーフリースタイル協会代表理事総監督であり、「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」の大会プロデューサーでもある安床武士氏が登壇。大会開催の意義などを語った。

今回開催される「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」は、ローラースケート、スケートボード、スクータリングなどローラースポーツの国際競技連盟である『World Skate（ワールドスケート）』と、BMX、スケートボード、ボルダリング、パルクール、ブレイキンなどアーバンスポーツが一堂に会する国際イベント「FISE（フィセ／Festival International des Extremes）」を主催する『Hurricane（ハリケーン）』の2団体が初めて共同で開催する国際大会となる。

『World Skate（ワールドスケート）』の世界大会は4種目が行われ、ローラーフリースタイルのストリートとパークは21日から27日、そして競技用キックボードでもあるスクータリングのストリートとパークは21日から26日にかけて行われる。また、26日から30日は「FISE」が開催され、BMXとブレイキンの3種目が開催。BMXはフリースタイルのパークとフラットランドの2種目が行われることとなる。

境町は「スポーツを核としたまちづくり」を掲げており、2021年3月には「境町アーバンスポーツパーク」が完成。さらに、2024年3月には東京オリンピックでBMX フリースタイル・パークの競技会場となった施設を移設し、屋根と照明設備を整備した「境町アーバンスポーツパーク 2nd」も完成するなど、街をあげてアーバンスポーツを盛り上げている。

記者会見に出席した橋本町長は「境町には安床選手をはじめ、多くの世界チャンピオンやトップ選手が移住をして来ていただいております。そういった選手たちを間近で見ることによって、地域のお子さんの未来につながる。そして、町民のみなさんのシビックプライドにもつながる大会になることを期待したい」とコメント。境町全体が盛り上がるイベントにしたいと抱負を語った。また、2024年のパリオリンピックで正式種目となったブレイキンに関しては、その舞台を移設して大会が開催されるとのこと。来年は、スケートボードの大会も追加することになるとし「アーバンスポーツを通して地域を盛り上げる大会になってほしい」とした。

実行委員長の野口氏は「まず、安全安心な大会をすること。世界各国から選手が来るため、境町のおもてなしを見せることをしっかりとやりたいと思う」と、大会開催への意気込みを語った。

自身も選手として活動する中で、今回はプロデューサーという立場で関わる安床氏は「20カ国以上、400名ぐらいの選手が現時点では参加すると見られる」とコメント。「日本人選手が活躍することがほぼ確約されているような種目ばかりですので、テレビで見るよりも距離が近い形で応援していただける機会なので、すごくワクワクするイベントになると思います」とした。

また、今大会にも参加予定の選手として、パリオリンピックでブレイキンの日本代表選手でもあったHIRO10(大能寛飛)や、ローラーフリースタイルに日本代表として出場し、境町在住の明賀芽泉も登壇し、大会への意気込みも語った。

■「IBARAKI SAKAI Urban Sports Fes.」イベント概要