安楽宙斗
安楽宙斗(中央)がリードW杯で金メダルを獲得[写真]=IFSC

7月11日〜13日にかけて、IFSCクライミングワールドカップ・リード第4戦がフランスのシャモニーで開催された。

日本からは男女6名ずつが派遣された中、男子は安楽宙斗(JSOL)、吉田智音(摂南大学)、小俣史温(日本体育大学)の3名が決勝に進出。女子は谷井菜月(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)のみが決勝に進出した。

ボルダーでは今年のワールドカップで金メダルを3つ、銀メダルを2つ、銅メダルを1つと全ての戦いでメダルを獲得した安楽は、リードでは中国の呉江で行われた第1戦で金メダルを獲得して以降は結果を残せていなかった。

予選、準決勝と2位で通過した安楽は、決勝では唯一完登を達成し見事に2度目の優勝を果たした。なお、吉田は4位、小俣は8位に終わった。

安楽は「戻ってきて優勝できて嬉しいです。バリとインスブルックの決勝は欠場しましたが、インスブルックの後はシャモニーで絶対に勝ちたかったので、たくさん練習しました」とコメント。「次のマドリード大会では良いコンディションで臨めるでしょう。また優勝したいです」と、翌週のマドリードでも金メダルを目指すと意気込みを語った。

一方の女子は、予選で24位と出遅れるも準決勝で8位で滑り込み、決勝に唯一進んだ谷井だったがそのまま8位で終了。優勝は、韓国のソ・チェヒョンが初の金メダルに。これまで2位が2回、6位が1回だった中で、しっかりと結果を残すことに成功した。

■男子結果
1位:安楽宙斗(日本)|TOP
2位:アルベルト・ヒンス・ロペス(スペイン)|43+
3位:フィリップ・シェンク(イタリア)|43+
4位:吉田智音(日本)|39+
5位:コリン・ダフィー(アメリカ)|38+
6位:ヨナス・ユテライ(スイス)|36
7位:ルカ・ポトチャル(スロベニア)|31
8位:小俣史温(日本)|29+
ーーーーー
21位:鈴木音生(日本)※準決勝
34位:村下善乙(日本)※予選敗退
38位:樋口純裕(日本)※予選敗退

■女子結果
1位:ソ・チェヒョン(韓国)|44+
2位:アニー・サンダース(アメリカ)|43+
3位:エリン・マクニース(イギリス)|42+
4位:ブルック・ラバトゥ(アメリカ)|40+
5位:カミーユ・プージェ(フランス)|34+
6位:ゼラ・アベズー(フランス)|34
7位:ヘイラ・マシア・マルティン(スペイン)|23+
8位:谷井菜月(日本)|13+
ーーーーー
10位:小武芽生(日本)※準決勝
14位:平野夏海(日本)※準決勝
21位:麦島心花(日本)※準決勝
37位:小田菜摘(日本)※予選敗退
50位:小林舞(日本)※予選敗退

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