ULTREX by ライブドアニュース Bouldering プロクライマー・楢﨑明智が期待するボルダリングの未来「みんながやったことがある時代へ」、子どもたちにも触発「元気をもらった」 Boulderingボルダリング 2024.10.18 12:00 プロクライマー・楢﨑明智が期待するボルダリングの未来「みんながやったことがある時代へ」、子どもたちにも触発「元気をもらった」 著者:ULTREX編集部 SHARE この記事の画像をもっと見る(全3枚) 複合型スポーツレジャー施設『livedoor URBAN SPORTS PARK』(有明アーバンスポーツパーク)が12日、全面開業した。 東京オリンピックのスケートボード競技で使用されたパークに、ボルダー棟、3×3バスケットボールコートといったアーバンスポーツ施設に加え、ランニングスタジアムやロープアスレチック、カフェやフードモール、ドッグサロンなどの店舗等を整備した複合型スポーツレジャー施設となっている。 3日間にわたる開業イベントでは、初心者や子ども向けの体験会なども実施。13日、14日には、日本山岳・スポーツクライミング協会が主管する「BOULDER TRIAL SESSION supported by TOSHO ASSOCIATE」が開催された。 東京オリンピックでも使用された壁が移設され、さらにホールドなどを増設したボルダー棟。体験会には、小学生から大人まで幅広い年齢層の方が参加され、初心者から経験者とそれぞれが難易度の違う課題にチャレンジしていた。 13日にはゲストクライマーとして、楢﨑明智選手が参加。世界を舞台にも活躍される楢﨑選手は、子どもたちにも丁寧にコツを教えるなどし、楽しんでいる様子が伺えた。 体験会後、楢﨑選手にインタビュー。子どもたちの成長に驚くとともに、多くの人たちがボルダリングを行ってもらえるようになって欲しいと期待も語った。 ー体験会のゲストとして多くの人たちと交流されましたが、いかがでしたか? 今まで何度も体験会をやってきているんですが、ここまで初めての子どもたちが何度も何度もトライするというのは初めてでした。みんなやる気があって楽しかったです。 ー子どもたちが特に初めての方が多かったと思います。ボルダリングにトライしてみようという人が増えていることはいかがでしょうか? シンプルに(競技する)人口が増えていくことは嬉しいですし、将来的に子どもたちは僕と戦うこともあると思うので、楽しみですね。 ー東京オリンピックでも使われた壁が移設された施設です。軽く登られていましたが、印象はいかがでしょうか。 正直、想像以上に凄かったです。この大きさのジムは他の場所にもあるかもしれませんが、ここまでホールドが豪華で、初心者用の壁もあって、初めてやる方にとってはこれ以上ない施設だと思います。 ー子どもたちは初心者用でスタートして、最後には上級者用でもチャレンジしていました。子どもたちの成長速度に驚かされました。 恐ろしいです(笑)。こんなに疲れてまで練習することは、最近はないなと思って、そういった姿を見て僕も元気をもらいました。 ー楢崎選手も子どもの頃にボルダリングを始められたと思いますが、今の施設や周辺環境はどうみられていますか? 僕が始めた時に比べて、同年代の子もやっている子が多いと思います。みんなでワイワイ楽しくやっていくという環境は、凄く良いなと思います。 ー初心者の方が今後始めていく中で、アドバイスなどはありますか? どの年齢層もそうですが、今はアーバンスポーツ全般の競技化が進んでいて、競い合うということが主流になっているんですが、基本的にはスポーツを楽しむことが一番だと思います。無理に大会とかを意識せず、最初は楽しいといって続けていってくれればと思います。 ー現在では施設も増えています。今後のボルダリング界への期待することはなんでしょうか? 施設が増えていって、今後ボルダリングが部活動になって、国技ではないですが、みんながある程度やったことがあるというような時代がいつか来てくれたら良いなと思っています。 ー最後に、ボルダリングを始め、アーバンスポーツをやっている方へメッセージをお願いします。 アーバンスポーツというのは、どの年齢層になっても楽しめる生涯スポーツだと思うので、みなさんぜひ楽しんでやってください。ぜひボルダリングもやってみてください。