2024年10月14日(月・祝)、「livedoor URBAN SPORTS PARK」にて「第5回パルクール日本選手権」が開催された。

この日は「スピード」の決勝が行われ、8名が勝ち上がり。14秒370を記録した永田悠真が見事に優勝。永田は、11月に北九州で行われる「第2回FIGパルクール世界選手権・北九州」の出場権を獲得した。また、2位には関慎太郎、3位には西村渉が入ることに。関はポイントランキングで2位となり、永田とともに世界選手権に出場する。

■第5回パルクール日本選手権の結果

◆スピード《男子》
優勝:永田悠真 14.370
2位:関慎太郎 15.590
3位:西村渉 15.890
4位:夏目直広 16.159
5位:大西隼人 16.759
6位:坪井建太 17.994
7位:高橋歩 18.994
8位:折本惇生 –

優勝:永田悠真

ー優勝した今の気持ちをお聞かせください。

めちゃくちゃ嬉しいです。本当にそれだけですね。

ー予選と決勝の2本について振り返ってください。

予選はスケジュール的にも先に練習しすぎるとしんどくなると思ったので、安定して決勝に行こうと、気持ち的には練習のつもりでやっていました。決勝は思った通りにちゃんとできたので、凄く良かったです。

ー今回のコースはいかがでしたか?

普段よりもちょっとコンパクトで、サイズ感的にはそこまで大きくなく、体力的には大丈夫だなというのがありました。その分、高低差が結構ありました。脚力にも自信があったり、普段から高いバーの細いところに着地したりしているので、躊躇なく突っ込めたことは大きかったかなと思いました。

ー結果的にタイムは余裕がありました。ポイントになった部分はありますか?

折り返しのところですね。難しくて、ジャンプした勢いをちゃんと止めて、折り返しで、目の前がすぐに壁なので、登ってというアップダウンが激しかったです。予選ではそこが上手くいかなくて調整してできました

まだ改善するところはたくさんありますけど、できたのは良かったです。

ー北九州で大会があります。そこに向けての意気込みを

普段からスピードラン、大会に向けた動きの練習はやっていません。パルクールの練習を普段やっているんですが、行くからには成績もそこそこ出せたら良いなと思います。しっかり練習して、体も調整していきたいなと思います。

ー多くのお客さんが応援していました。パルクールをはじめたい子どもたちにやって欲しいことなどはありますか?

パルクールというスポーツに関して、今大会を見ている子どもたちは大会が最終地点だと思ったり、大会に出ている選手に憧れていると思います。凄く嬉しいんですけど、大会に出ていないなくても凄くカッコ良い選手がいたり、大会だけがゴールというスポーツではないので、みんなで楽しくやりたいことをやる。自由にというのが一番の醍醐味です。これをやって欲しいというアドバイスはなく、自分がやりたいことを見つけて、得意なことだけをひたすら伸ばして、苦手なことはやらなくても良いので、自分の歩幅でやってもらえたらと思います。

ー実際にパルクールをやってみたいという方が、最初にやった方が良いことはありますか?

最初に必要なのはちょっとの勇気だけです。その勇気というのは、ただ高いところから飛び降りるとかではなく、このレベルでやるとリスクはあるんですけど、信じられないと思いますが簡単な競技です。ものも必要ないですし、ちょっとやってみようという一歩の勇気があれば、体1つで大丈夫です。

自分たちも愛知県の方で「MAX ATTACK(マックスアタック)」というパークを本拠地にしてやっているので、今回見てちょっとでもやりたいとか、興味があるなとなったら、「パルクールパーク」と調べたら出てくるので、ぜひ遊びに来てください。

ーこの先の目標、未来へ期待することはありますか?

自分がやりたいことをできる人が増えたら良いなということが一番です。そのお手本ではないですが、そういったものになりたいなというのがあります。

個人的には、今のスタイルややりたいことを貫いて、みんなを驚かせたり、あの人カッコいいって思われるようになりたいなと思います。

この記事の著者:

ULTREX編集部

アーバンスポーツをフックアップする専門メディア。ボルダリング、スケートボード、BMX、パルクール、ブレイキン、3x3などの情報を分かりやすく発信。

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