日本のリードチームが見事に優勝![写真]=IFSC

「IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡 2025」が2025年10月23日(木)~26日(日)にかけて福岡県飯塚市で行われた。

ボルダー・リードの国別対抗戦。日本は、ボルダーに安楽宙斗(JSOL)、天笠颯太(東洋染工)、野中生萌(無所属)、中村真緒(日新火災)の男女2名ずつを派遣。リードには安楽と吉田智音(摂南大学)、野中と谷井菜月(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)が派遣された。

圧倒的な成績を残す

順調に決勝に進んだ日本は、ボルダーでは安楽、天笠、野中、中村が1つ目の課題でパーフェクトな結果を残し4人で100ptを獲得。2つ目の課題は安楽が10pt、あまがさが9.8ptに終わったが、野中と中村はどちらも25ptを獲得し優勝を確実なものに。ミックスでは安楽、中村ともに24.9ptを記録し、219.6ptの圧巻の成績を残した。

2位は韓国で164.7pt、3位はイスラエルで154.7pt、4位はアメリカで89.6ptだった。

男女が共通の課題に挑戦

今回の大会での大きな変化は、男女が同じ課題に臨むというもの。中村は優勝後「このイベントの大きな変化、そして象徴的な瞬間は、ミックスボルダリングです。普段は男女が同じボルダリングを登ることはありません。しかし、このイベントでは同じボルダリングを登ります。男性だけが登れるわけではないということを証明したかったです」とコメントした。

また、キャプテンの野中も「新しいフォーマットにとても興奮しています。個人としてもチームとしても、多くのことを達成できました」とコメント。天笠は「普段は個人で登ることが多いのですが、今回はチームとして話し合いながら一緒に登ることができて、本当に素晴らしかったです。2つのボルダリングを登頂できなかったですが、チーム全員が一丸となってすべての挑戦をサポートしてくれたのが本当に嬉しかったです」とコメント。チーム戦の良さを感じたようだ。

リードは韓国が優勝

なお、リード種目では、韓国が167ptで見事に優勝。日本は決勝まで進んだ中、吉田、安楽、谷井は韓国と同じポイントを獲得したものの、野中が遅れをとってしまい、161.5ptで2位に終わっていた。なお、3位は135.5ptのイスラエル、4位は135ptのアメリカだった。

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