野中生萌
野中生萌(右)がボルダーW杯銅メダルを獲得[写真]=IFSC

6月13日〜15日にかけて、IFSCクライミングワールドカップボルダー第5戦がスイスのベルンで開催された。

日本からは男女6名ずつが派遣された中、男子は安楽宙斗(JSOL)のみが決勝に進出。女子は中村真緒(日新火災)、関川愛音(八戸学院光星高等学校)、野中生萌(無所属)、松藤藍夢(日本大学)の4名が決勝に進出した。

ここまでW杯4戦3勝の安楽は予選1位、準決勝を2位で通過。決勝では3完登1ゾーンを記録し83.7ptで3位に入り銅メダル。5戦連続メダル獲得となった。なお、優勝は中国のパン・ユーフェイで、3完登1ゾーンだったが84.2ptを獲得。最終課題で逆転しての優勝となった。なお、パン・ユーフェイはW杯初の金メダル。2位には前回のプラハ大会で優勝したフランスのメジディ・シャールックが入り、3完登1ゾーンで84.1ptを記録していた。

日本人では準決勝で敗退となったが、9位に天笠颯太(東洋染工)、12位に楢﨑智亜(無所属)、20位に杉本侑翼(近畿大学工業高等専門学校)が入り、佐野大輝(Dボル・大器グループ)、山口賢人(大阪府山岳連盟)は予選敗退となった。

女子ではイギリスのエリン・マクニースが4完登で99.5ptを獲得して優勝。2位にはアメリカのアニー・サンダースが3完登1ゾーンで入り84.4pt。3位に野中が入り、3完登1ゾーンだったが84.3ptでわずかに2位に届かなかった。なお、5位に2完登2ゾーンの中村、6位に2完登2ゾーンの松藤、7位に1完登3ゾーンの関川が入った。

日本人では、村越佳歩(茨城県山岳連盟)が準決勝で敗退したものの23位、森秋彩(茨城県山岳連盟)は欠場した。

■男子結果
1位:パン・ユーフェイ(中国)|84.2pt
2位:メジディ・シャールック(フランス)|84.1pt
3位:安楽宙斗(日本)|83.7pt
4位:イ・ドヒュン(韓国)|54.5pt
5位:ハネス・ハン・デュイセン(ベルギー)|54.4pt
6位:ポール・ジェンフ(フランス)|29.4pt
7位:コリン・ダフィー(アメリカ)|19.8pt
8位:ダヤン・アクター(イギリス)|19.4pt
ーーーーー
9位:天笠颯太(日本)※準決勝
12位:楢﨑智亜(日本)※準決勝
20位:杉本侑翼(日本)※準決勝
29位:佐野大輝(日本)※予選敗退
29位:山口賢人(日本)※予選敗退

■女子結果
1位:エリン・マクニース(イギリス)|99.5pt
2位:アニー・サンダース(アメリカ)|84.4pt
3位:野中生萌(日本)|84.3pt
4位:ゼリア・アベズー(フランス)|74.3pt
5位:中村真緒(日本)|69.7pt
6位:オセアニア・マッケンジー(オーストラリア)|69.6pt
6位:松藤藍夢(日本)|69.6pt
8位:関川愛音(日本)|54.0pt
ーーーーー
23位:村越佳歩(日本)※準決勝

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