永井音寧、足首の負傷を乗り越え世界4位入賞！FIGパルクール・ワールドカップ・モンペリエで連戦を完走

永井音寧が、2025年5月30日から6月1日にかけてフランス・モンペリエで開催された「FIGパルクール・ワールドカップ・モンペリエ」に日本代表として出場し、フリースタイル部門で見事に決勝進出を果たし、世界4位という結果を残した。彼女の活躍は、連続して出場した国際大会での成果として注目を集めている。

■2週連続の国際大会挑戦、永井音寧の挑戦の軌跡

永井は、5月16日から19日にオランダ・アムステルダムで行われた「FIGパルクール・ワールドカップ・アムステルダム」に続き、2週連続での世界大会出場を果たした。これは彼女にとって初めての経験であり、非常に大きな挑戦だった。

大会前、永井は足首の怪我に悩まされていた。彼女は「足首の怪我が治りかけだったのですが、それが練習で悪化して、身体的にも精神的にも辛く、出場するべきなのかすごく悩みました」とコメント。悩み抜いた末の出場だったが、結果的には「最終的にチャレンジしたいって思えたし、終わった今もやってよかったと思っています」と振り返る。決勝進出を果たしながらも、ミスが重なり表彰台には届かなかったが、「いい経験になったと思います」と前向きな姿勢を見せた。

■今後の目標とトレーニングへ

大会終了後、永井は日本へ一時帰国し、怪我を治すことに専念する予定だ。「一週間だけ日本に帰り、またヨーロッパに一ヶ月行く予定なので、まずは怪我を治して、パワーアップできるようにトレーニングします」と語り、今後の飛躍に向けた意気込みを示した。彼女の挑戦は、今後の成長に繋がることが期待される。

■永井音寧のプロフィール

永井音寧（ながいねね）は、2019年に淡路島で開催された第1回パルクール日本選手権女子フリースタイルで優勝し、初代女王となる。以降、2021年から2024年まで連覇を果たし、女子パルクール界のフリースタイル部門において絶対的なエースとして君臨している。国内外の数多くの大会に参戦し、圧巻のパフォーマンスでメダルを獲得してきた彼女の今後の活躍に目が離せない。

永井音寧の挑戦は、彼女自身の成長だけでなく、パルクールというスポーツ全体の注目度を高めることにも寄与するだろう。これからの彼女のさらなる飛躍に期待が寄せられる。