W杯初優勝の中村真緒(中央)[写真]=IFSC

23日〜25日にかけて、IFSCクライミングワールドカップボルダー第3戦がアメリカのソルトレイクシティで開催された。

日本からは男女6名ずつが派遣された中、男子は5名、女子は3名が決勝に進出。男子は安楽宙斗(JSOL)が3連勝を果たす偉業を達成した他、女子は中村真緒(日新火災)がワールドカップで初優勝を果たした。

ブラジル・クリチーバで行われていた第2戦で連勝を果たしていた安楽は、予選を3位、準決勝を1位で通過。決勝では3完登1ゾーンで優勝を果たした。なお、2位には2完登2ゾーンの天笠颯太(東洋染工)、3位にはイ・ドヒュン(韓国)が2完登2ゾーンで入り、天笠とはわずか0.1ポイント差だった。なお、5位に1完登4ゾーンの楢﨑明智(日新火災)、7位に1完登2ゾーンの藤脇祐二(大阪府山岳連盟)、8位に3ゾーンの杉本怜(Base Camp)となった。楢﨑智亜(無所属)は準決勝10位で敗退となっていた。

安楽宙斗(中央)が3連勝、2位に天笠颯太(左)[写真]=IFSC

女子は3完登1ゾーンの中村が自身初となるワールドカップ優勝。予選は11位だったが、準決勝は2位で通過し、見事に初の金メダルを手にした。2位には2完登2ゾーンのゼラ・アベズー(フランス)、3位には2完登2ゾーンのアナスタシア・サンダース(アメリカ)が入った。

日本人では、6位に2完登2ゾーンの野中生萌(無所属)、8位に1完登2ゾーンの伊藤ふたば(デンソー岩手)が入った。その他は準決勝敗退となり、13位に関川愛音(八戸学院光星高等学校)、14位に松藤藍夢(日本大学)、22位に葛生真白(白鴎大学)となっている。

■男子結果
1位:安楽宙斗(日本)|84.4pt
2位:天笠颯太(日本)|69.6pt
3位:イ・ドヒュン(韓国)|69.5pt
4位:コリン・ダフィー(アメリカ)|59.6pt
5位:楢﨑明智(日本)|54.8pt
6位:メジディ・シャールック(フランス)|54.4pt
7位:藤脇祐二(日本)ポール・ジョンフ(フランス)|44.3pt
8位:杉本怜(日本)|29.5pt
ーーーーー
10位:楢﨑智亜(日本)※準決勝

■女子結果
1位:中村真緒(日本)|84.7pt
2位:ゼラ・アベズー(フランス)|70.0pt
3位:アナスタシア・サンダース(アメリカ)|70.0pt
4位:オリアン・ベルトーネ(フランス)|70.0pt
5位:ナイル・メイニャン(フランス)|69.9pt
6位:野中生萌(無所属)|69.4pt
7位:オセアニア・マッケンジー(オーストラリア)|44.8pt
8位:伊藤ふたば(日本)|44.3pt
ーーーーー
13位:関川愛音(日本)※準決勝
14位:松藤藍夢(日本)※準決勝
22位:葛生真白(日本)※準決勝

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